老後の不安を解消!自分に合った生きがいと趣味の見つけ方

老後の不安を解消!自分に合った生きがいと趣味の見つけ方

年をとるにつれ、体力も落ちてきて「思うように身体が動かなくなってきた・・・」と寂しい気持ちになることもあるかと思います。特に、若いころバレーボールやサッカーなど激しい運動を趣味としていた場合、ある程度の年になって断念したという方がほとんどではないでしょうか?マラソンなどの個人競技でしたら、近所をジョギングする程度で続けている人も多いかと思いますが、団体競技は特に「年をとって一緒に楽しむ仲間がいなくなった」「周りに迷惑をかけられない」と止めざる負えない状況になりがちです。
だからと言って、年をとってから新しいことを始めるには、人によっては「気力がでない・・・」「今さら何を始めてよいかわからない・・・」と思うこともあるかもしれません。
ですが、人生100年と言われる時代、せっかく自分のために時間が使えるようになった長い老後を、「元気で楽しく過ごしたい」とは思いませんか?
そこで、今回のコラムでは、年齢にあった趣味を見つけることで、老後を楽しく過ごす方法をお伝えします。

趣味を持つ3つのメリットとは

そもそも、老後に趣味を持つことのメリットとは何でしょうか?

 メリット①:老後に陥りがちな心身の問題を解決できる
 老後は注意しないと以下のような心身の健康問題を抱えてしまいます。

  • 寂しさと孤独感(子どもを含め親戚と疎遠・配偶者との死別・独身者)
  • 仕事を引退してからの喪失感
  • コミュニケーション不足によるうつ病や認知症の発症率増加
  • 一日の活動量の低下/運動不足

趣味を持つことでこのような状態を改善したり防ぐことができます。

(「シニア向け|老後を充実させる趣味ランキング、楽しい定年後の過ごし方を解説2020年7月)

 メリット②:自己効力感が高まり心身が健康になる
自己肯定感とは目標達成能力を自分自身が持っていると認識することを意味します。趣味ができると、「次はこれをやってみよう」「〇〇ができるようになりたい」などやりたいことや目標ができます。そして目標を達成すると自己効力感が高まり、不安や恐怖が緩和され、心拍数や血圧が安定するというデータもあります。

メリット③:ストレス解消になる
「ストレス」というと何となく学業、仕事、子育て、介護と現役世代のイメージがあるかもしれません。ですが、厚生労働省の「平成28年 国民生活基礎調査概況」によると、実のところ多くの高齢者がストレスを抱えていることが明らかになりました。

表:性・年齢階級別に見た悩みやストレスがある者の割合(40歳以上)1)

40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~79歳 80歳以上
男性 48.6 48.6 38.5 37 43.9
女性 58.7 58.4 47.6  46.5 50.2

(注)1.入院者は含まない。2.熊本県を除いたものである。

更に、内閣府の調べによると、高齢者のストレスの原因で最も多いのは「健康上の問題」というデータがあります。
趣味を持つことで、心身の健康が改善されれば、そのような問題を解決できる可能性が高いです。

(参照元:「高齢者のストレスと解消法2019年2月 健康長寿ネット)

 

老後に新しい趣味を始める際のポイント

 「趣味を持とう!」とその必要性を感じてはいても、新しいことを始めるのには少なからず気力と体力がいるので億劫に感じる方も多いかと思います。
また「何から始めたらよいかわからない・・・」という方も多いのではないでしょうか?そこで、自分にあった趣味を見つるための3つのポイントをご紹介します。

ポイント①:情報収集
この記事を読まれているのであれば、インターネット環境のある方かと思います。趣味は長く無理なく続けられることが重要です。検索のキーワードとして、お住まいの地域や、通いやすい場所を入れて検索することをお勧め致します。また自治体の広報誌、掲示板、ホームページなどもチェックしてみるとよいでしょう。
情報収集の第一歩としてカルチャーセンターに足を運んでみるのもお勧めです。カルチャーセンターには、身体を動かすものから、頭を使う語学や囲碁、手先を使う手芸や盆栽など様々あります。どのようなコースがあるのか見に行くだけでも十分楽しめると思います。

ポイント②:予算にあった趣味を選ぶ
老後の蓄えにゆとりがある方なら別ですが、趣味によっては月謝に加え、材料費、道具、衣装などお金が多くかかるものもあります。
例えば、絵画教室を選んだ場合、水彩画であればそれほどの材料費はかかりませんが、油絵であったら費用が倍以上になる可能性が高いです。また、もしフラダンスを選んだ場合、発表会をするお教室もあり、参加費や衣装代などの負担がある場合もあります。入会する前にその他費用がどのくらいかかるのか確認することが重要です。

ポイント③:趣味と実益を兼ねる
人手不足の中、シニア採用も多くなりました。今までの仕事経験を活かして、企業の顧問になったり、スクールで教えるようになったという方もいます。更には、引退してから健康のために、新聞配達を始めた、マンションや別荘の管理人になったというようなお話をお伺いすることがあります。
実益とは、お給料をもらうことだけではありません。例えば、家庭菜園やDIYなど節約になるものも含みます。

老後は不安?趣味や生きがいで楽しく彩る老後の暮らし方について 綜合警備保障株式会社 2021年3月/老後を楽しく過ごしたい!自分にピッタリな趣味の見つけ方 株式会社マイナビ 2020年4月)

シニアにお勧めの趣味:スポーツ

趣味は大きく分けると「スポーツ」と「文化的な活動」の2つがあるかと思います。
まずは、実際にどのようなスポーツが高齢者に人気があるのか見てみましょう。

【高齢者スポーツランキング】
1位 ウォーキング(73.7%)
2位 ゴルフ(14.4%)
3位 ヨガ・ストレッチ(14.1%)
4位 ジム・フィットネスクラブ(11.0%)
5位 水泳(9.6%)
6位 登山・トレッキング・ハイキング(8.3%)
7位 ジョギング・マラソン(7.6%)
8位 サイクリング(5.5%)
9位 テニス(5.0%)
10位 ダンス(4.9%)
(n=674,男性359、女性315)
(「高齢者向けスポーツ 人気ランキング!シーン別おすすめスポーツ勢揃い」 介護求人ナビ 2020年11月/「シニアのスポーツと日帰りレジャーに関する調査」2017年3月 大和ネクスト銀行)

圧倒的に人気があるのは、やはり手軽にできるウォーキングです。
ですが、60歳を過ぎてから新たなスポーツを習い事として始めたという方のお話もよくお伺い致します。以下にそのような事例をご紹介したいと思います。

「60歳になって水泳を習い始め4種目泳げるようになった」
水泳は身体への負担が少なく生涯スポーツとしてお勧めです。また泳げなくなっても、水中での体操やウォーキングを楽しむこともできます。

「コロナを機にゴルフを始めた」
ゴルフはソーシャルディスタンスを保てるため、コロナを機にゴルフ人口が増えたと言います。

「ハイキングで仲間が増えた」
山の空気は身体にもよいです。また、ハイキングは交通費と食事代程度で気軽に楽しめるのも魅力です。

2017年に実施された同調査で7割近くの高齢者が日頃からスポーツや運動を行っているということが明らかになりました。
しかしながら、2020年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、家に引きこもったり、運動量が低下した高齢者が増えたという懸念があります。
体を動かすことで、糖尿病や心臓病などの生活習慣病だけでなく、がん・認知症などのリスクが下がると言われています。
とはいえ、高齢になればなるほど、個々の体力や身体の状態は異なります。場合によっては、かかりつけの医師に相談するなどして、自分にあった運動を安全に無理なく取り入れることをお勧めします。

 

シニアにお勧めの趣味:文化的な活動

上記では、シニアのスポーツの趣味ランキングを紹介しましたが、以下に老後の趣味全体でのランキングをご紹介します。


【老後の趣味人気ランキング】
第1位:パソコン・インターネット
第2位:旅行(日帰り含む)
第3位:読書
第4位:映画鑑賞
第5位:音楽鑑賞

老後に人気の趣味ランキングを紹介!楽しみ方や見つけ方、費用についても解説 2022年10月 フコク生命)

上記のデータで注意したいのが、旅行もしくは、インターネットを通じて、色々な方とコミュニケーションをとっているというシニアの方以外、どちらかと言うと人と話しをしたり、交流をする可能性が低い、個人で楽しむような趣味が中心であるという点です。

先にシニアが趣味を持つことの意義の一つに「新しいことにチャレンジし、色々な人と交流することで心身の健康を保つ」ということがあります。
そこで、以下に人と交流する機会が多く、また最近人気の文化的な活動をご紹介します。

・語学学習

コロナ禍、円高と海外旅行に行くのが難しい状況が続いていますが「日本に来ている外国人の人と話したい」「まだ元気なうちに海外旅行をもう一度楽しみたい」という方も多いのではないでしょうか?引退を機にドイツ語など新たな言語学習に取り組んで、検定を受けているという方のお話もお伺いします。

・囲碁・将棋
囲碁・将棋は、若い時にやっていたという方も多いかと思います。ですが、歳をとってから始めたという方も多いです。シニア向けの初心者の囲碁クラブもたくさんありますので、興味があったら勇気を持って覗いてみてください。

・料理教室
特にシニアの男性の趣味として、増えているのが料理教室です。
定年退職を機に妻から「私も家事を卒業します。」と言われたのがきっかけで、料理を習い始めたというお話をお伺いしたことがあります。奥さんも旦那さんが料理をすると喜んでくれ、夫婦仲もよくなったそうです。更に、「妻が病気で入院した」「先立たれた」という時に備えて料理を習い始める方も多いとのことです。

シニア向けの趣味・サークル活動は、自治体でも幅広く提供しています。是非、これを機に色々とリサーチして自分が楽しいと思える趣味を探してみてはいかがでしょうか?

見守りサービスで生活に安心・安全を!

どのような趣味を楽しむにしても、健康があってこそです。ですが、今はまだ元気に自立した生活をしていても、「急に具合が悪くなった時はどうしよう・・・」と不安を感じる高齢者の方も多いのではないでしょうか。
「かと言って、子供に心配をかけたくない・・・」という方にお勧めしたいのが、見守りサービスの導入です。
『ひとり暮らしのおまもり』は、日常生活で1日に1回は開けるトイレのドアなどにセンサーを取り付け、そこが一定時間開かない場合に見守る側(子)のアプリに通知が行くことで、生活の異変を通知する仕組みです。異常通知は5~18時間の間でアプリから自由に設定変更できます。ですので、例えば、趣味のサークルなどに行っている間は、3~8時間以上動きが無くても通知が来ないようにすることで、不必要に子のアプリに通知が行って迷惑をかけるということもありません。

■月額費用がリーズナブル
趣味を始めると、多少なりとも費用がかかります。ですので、「非常に備えるとは言え、あまり月額コストをかけたくない・・・。」と思われるのではないでしょうか。『ひとり暮らしのおまもり』は、初期費用なし、月額770円(税込み)と手軽に始められるサービスです。更にオプションでSOS発信ができる「ケアウォッチ」を月額330年(税込)で契約することができます。
「ケアウォッチ」は見守られる側が異常を知らせたい時に左右のボタンを同時に押すと、見守る側のスマホに大きな音でアラートを送るという仕組みです。

日々、生き生きと安心して過ごすためにまずは『ひとり暮らしのおまもり』を検討してみてはいかがでしょうか?

ひとり暮らしのおまもりHP

 

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