高齢の親が急な長期入院になった時に知っておきたい3つのポイントをご紹介。入院のリスクを軽減するために今できることとは?

高齢の親が急な長期入院になった時に知っておきたい3つのポイントをご紹介。入院のリスクを軽減するために今できることとは?

「親が最近、年をとってきたけど、将来的に長期入院したらどうしよう・・・」と不安になったことはないでしょうか。もちろん、今起きていないことを心配し始めたらきりはありませんが、いざという時のために基本的なことを知っておくことで、慌てないで対処ができるかと思います。
そこで、年老いた親が実家で暮らしている方のために、万が一長期入院してしまった時に知っておきたい3つのポイントをお伝え致します。

まずは元気なうちから見守りサービスを導入するという選択肢も!

ポイント1.医療保険の加入状況を確認する

やはり長期入院で一番気になるのは、入院の費用ではないでしょうか?どのくらいの期間の入院から『長期』と言うのか、明確な定義はありません。ですが、厚生労働省の調べによると高齢になるほど、入院期間がかなり長くなる傾向があります。

【平均入院日数】

年齢 平均入院期間
全体平均 29.3日
15~34歳 11.1日
35~64歳 21.9日
65歳以上 37.6日
75歳以上 43.6日

(参照元:「平成29年患者調査」厚生労働省)

しかも、同調査によるとアルツハイマー病など高齢者が多い病気においては65歳以上の場合254.9日、75歳以上の場合257.1日と平均より大幅に長くなることが明らかになりました。
更に、生命保険会社の調査によると入院費の自己負担額は1日平均2万700円となっていますので、もちろん状態によって費用は異なりますが、1日の平均入院費を元に単純計算しても、高齢の親が入院すると、かなりの費用がかかることが考られます。そこでお勧めしたいのが、親が元気なうちに、医療保険の加入状況などを確認することです。なかなか親に切り出すのは難しいかもしれませんが、入院費用は医療保険に加入していれば負担が軽減されますので、お互いのために確認することをお勧め致します。

(参照元:「入院費用はいくらかかる?相場や負担を抑える方法について詳しく解説!」太陽生命)

 

ポイント2.入院準備として必要なもの【基本アイテム】

 入院する際に必要なものは、大きく分けて手続きのために必要なものと、入院中に必要なものの2つがあります。

【手続きに必要なもの】
・健康保険証
・診察券
・お薬手帳(現在服用している薬がある場合)
・印鑑

【入院中に必要となるもの】
・パジャマ
・肌着
・タオル
・日用品(ティシュ、歯磨き粉、歯ブラシ、シャンプー・リンスなど)

入院の際に、家族の定期的なサポートが必要となるのが、これらの日々の入院生活に関わるものです。衣類は当然のことながら定期的に洗濯をする必要があります。親が遠くの病院に入院した場合はもちろんのこと、近くの病院に入院した場合でも、定期的に洗濯物や日用品を届けるのは自身の仕事や生活もあり難しい、もしくは負担になることがほとんどではないでしょうか。
パジャマに関しては、ほとんどの場合、病院でレンタルサービスを提供しています。確かに、「親に着慣れたパジャマを着せてあげたい。」と思うかもしれませんが、長期入院になる場合、子にとっても無理のない方法を選ぶことがベストと言えるでしょう。
更に、入院入所中に必要な衣類だけでなく、タオル、日用品、おむつなどを、一日定額制で自由に利用できるサービスもあるので、いざという時は利用することをお勧めします。
(参照元:スマイルセット

 

ポイント3.入院するときにあると便利なもの:5選

入院したことがないと、何があると便利なのか想像するのはなかなか難しいかと思います。そこで、入院した時にあると便利なアイテムをご紹介します。

1. 羽織れるカーディガンなどの上着:病室は空調が利いているため、羽織るものがあると便利です。また脱ぎ着が楽にできるようなゆったり目のサイズが適しているでしょう。

2.履きやすく、かつ滑りにくい履物:入院中はリハビリのために歩くことも多いです。かかとが低いスニーカーも良いですが、履く時や脱ぐときの手間を考えるとスリッポンなどが良いでしょう。いずれにしろ、靴底が滑りにくい素材であることがポイントとなります。

3.S字フックと袋:S字フックをベッドにひっかけて袋をつるしておけば、寝たまま私物を取ることができて便利です。またS字フックにビニール袋を取り付ければゴミ袋として利用できます。S字フックには色々なものをぶら下げることができるので、2、3個あると便利かもしれません。ただし、治療や同室の人の邪魔にならないように注意が必要です。

4.身だしなみを整えるための手鏡や櫛など:多くの介護専門家が「高齢者が身だしなみを気にすることは、介護予防の効果がある」と語っています。新型コロナウィルスが収束に向かってきたとは言え、入院中にお見舞いに来る人は未だに制限されています。限られた人としか会う機会のない入院中に老化が進まないように、高齢の親が入院した場合は、手鏡や櫛などを持たせるとよいでしょう。

5.延長コード:通常、枕元にコンセントがついていますが、遠くにある場合や1つしかない場合に備えて、延長コードがあると便利です。ただし、S字フックと同じく治療や同室の人の邪魔にならないように注意が必要です。

(参照元:「急な長期入院になった際に準備が必要なものはお金以外で何がある?綜合警備保障株式会社 2020年3月/「オシャレすることが介護予防に?高齢者こそ「身だしなみ」が改めて大事」みんなの介護2023年2月

高齢者が入院することで受ける影響・変化とは?

高齢になるにつれ、環境の変化に適応することの負荷が高くなります。入院の準備を万全に整えたとしても、入院をきっかけに、以下のようなリスクが高まります。

1.入院をきっかけに加齢が早まる
入院の直接原因である病気やケガとは別に、急激に機能低下が進むケースがある。例えば、ベッドにいる時間が長くなると、筋力や体力が低下歩行が難しくなったり、転倒しやすくなったりするおそれがあります。

2.入院をきっかけに新たな疾患が出る
ベッドで過ごす時間が長くなると、脳への刺激が減って認知機能が低下する、内臓の消化・吸収機能が落ちて低栄養に陥るといった危険性が高まります。また長時間同じ姿勢でいると、床ずれができるなどの症状が出ることもあります。

(「高齢者が退院後に安心して生活を送るための準備と介護サポート」ロイヤル介護2023年1月)

まずは見守りサービスで長期入院のリスクを軽減

自宅とは環境の大きく異なる病院での生活は、高齢者の心身にさまざまな影響を及ぼします。長期入院は怪我や病気など様々な原因がありますが、自宅での事故を早期発見することで、そのような事故があった場合の重篤化を軽減することができます。とはいっても、「今起きていない事故のために、月々あまりコストをかけることはできない・・・。」と思われるかと思います。

『ひとり暮らしのおまもり』は、初期費用なし、月額770円(税込み)と手軽に始められるサービスです。実家にWi-Fi環境さえあれば、センサーをトイレのドアなど最低1日1回は動かす場所に取り付けるだけで、直ぐにサービスの利用を開始することができます。通常のセンサー型の見守りは、動きがある度に見守る側に通知が行く仕組みがほとんどで、1日に何度も通知が来ると、本当に異常があった時の通知を見落としてしまうというリスクがあります。
そのような背景から開発された『ひとり暮らしのおまもり』は、センサーが設置された場所が「一定時間動いていない」という異常があった時に見守る側のアプリに通知が行くというシステムです。そのため一日に何度も通知が届いて異常を見落とすという心配がありません。

更にオプションでSOS発信ができる「ケアウォッチ」を月額330円(税込)で契約することができます。「ケアウォッチ」は見守られる側が異常を知らせたい時に左右のボタンを同時に押すと、見守る側のスマホに大きな音でアラートを送るという仕組みです。

 

入院のリスクを軽減し、高齢の親ができるだけ住み慣れた実家で安心して過ごせるよう、まずは『ひとり暮らしのおまもり』の2週間無料お試しから始めてみてはいかがでしょうか。

ひとり暮らしのおまもりHP

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