なぜ「動きが無いとき」にだけ通知がある高齢者見守りシステムがおすすめなのか?:3つの理由とは

なぜ「動きが無いとき」にだけ通知がある高齢者見守りシステムがおすすめなのか?:3つの理由とは

「ひとり暮らしのおまもり」は、毎日開ける冷蔵庫やドアなどにセンサーを取り付け、一定時間*その場所の「動きが無いとき」に異常をアプリに通知する高齢者見守りサービスです。*時間は5~24時間の間で自由に設定可能。
実は、現在ある高齢者見守りサービスは「動きがあったとき」にお知らせするというシステム
がほとんどです。

2つのシステムの違いを先に簡単にご説明致しますと、以下のようになります。

(参照元:「動きが『無いとき』vs『あったとき』に通知が行く見守りサービス:メリット・デメリットとは」Glimpse 2022年12月)

 

「ひとり暮らしのおまもり」では、この2つのシステムをアプリで設定することができますが、「動きがないとき」に通知が行くシステムの利用を基本としておすすめしています。
今回は、なぜ「動きがないとき」に通知が行く設定を重要視している
のか、その3つの理由を解説致します。


1. 異常時だけ通知するので見逃さない

動きがある度に通知する設定だと、設置する場所によっては、通知が1日に何度も届いてしまう可能性があります。

例えば、トイレのドアにセンサーをつけ「動きがあるとき」に通知が行く設定にした場合、1日に平均どのくらい通知がアプリに届くのでしょうか?一般的な排尿回数は、一日4〜6回、夜間は0〜1回と言われています。高齢者は、筋力の衰えなど加齢が原因で、頻尿の問題を抱える方も多くいらっしゃいます。頻尿の場合は、一日8〜10回、夜間に2回以上トイレに行くので、多い場合、2時間おきにアプリに通知が届くことになります。(参照元:「高齢者が悩まされる頻尿。その原因を知って適切な対策を!」有料老人ホーム ネクサスコート 2019年2月)

それでは、冷蔵庫はどうでしょうか? 冷蔵庫は、朝・昼・晩に間隔をあけて開閉されるので、動きがあった場合に通知が行くシステムに適していると思われるかもしれません。しかしながら、核家族が冷蔵庫を開閉する回数に関する調査結果によると、なんと1日平均50回以上冷蔵庫が開閉されていることが明らかになりました。(「人は1日に冷蔵庫を何回開けるのか? センシングで明らかにしよう」Soracom 2022年4月)一人暮らしの場合、単純にその約三分の一としても、冷蔵庫にセンサーを取り付けた場合、一日15回以上通知が行くことになります。

このように、動きがあったときにアプリにお知らせが届くシステムだと、設置場所によっては、通知の頻度が非常に多くなってしまい、本当に知りたい異常事態を見逃してしまう可能性があります。

それに対して、「動きがないとき」に通知が行くシステムは、親が普段通りの生活をしていればお知らせが来ないため、通常であれば数週間、数カ月間など長期にわたって異常通知はありません。そのためいざという時の異常事態を見逃すリスクを大幅に軽減することができます。

 

2.センサーの設置場所を選ぶのが簡単

「動きが無いとき」にお知らせが届くシステムは、1時間に何回開閉してもお知らせが行くのは設定した一定時間「動きが検出されなかったとき」だけです。ですので、「親が毎日の生活で必ず一定時間に1回は動かす場所」という条件さえ満たせば、例えば冷蔵庫の扉、玄関のドア、トイレのドア、テレビのリモコンなど、どこにセンサーを取り付けても同等に異常を検出することができます。

このように、「動きが無いとき」にお知らせが行く設定だと、見守る親の生活習慣やその変化をあまり考えずに設置場所を気軽に決めることができます。

 

3.プライバシーに配慮したシステム

「動きがあったとき」にアプリに通知が行くシステムだと、見守られる親側にとって、子供に「『お手洗いにまた行ったの?!』と思われるのが嫌だ・・・。」「『冷蔵庫また開けて、ビールの飲みすぎじゃない?』と注意されそう・・・。」などストレスがかかる可能性があります。
また見守る側にとっても、「こんなに夜遅くに出かけて何やってるんだろう・・・。」「夜中に何度もトイレに行って大丈夫なのかな?」と過度に親のことを心配をしてしまう可能性があります。

「動きがないとき」にだけお知らせが行くシステムだと、普段は互いに意識することがなく、親のプライバシーを守りながら、程よい距離感で見守ることができます。

 

「動きがあったとき」と「動きが無いとき」のシステムを使い分けるポイントとは

上記のように基本の設定として「動きが無いとき」をおすすめしていますが、「最近、親の調子が悪そうなので、寝込んでいないか心配だ・・・。」という事もあるかも知れません。

そのような時には、「ひとり暮らしのおまもり」サービスの「モーションアラート」をONにすると、センサーの動きがあるたびに通知が来るようにもできます。 また、「モーションアラート」をONに設定してても、一定時間以上動きがないと通知が届くので、「動きがあったとき」と「動きが無いとき」の両方を把握することが可能です。

基本は、「動きが無いとき」にお知らせがする設定にしておいて、親の体調が悪い時など注意が必要な時に「動きがあったとき」にもお知らせが行くようにするなど機能を上手く使い分けることをおすすめ致します。

 

ひとり暮らしのおまもりHP

一覧に戻る