デイサービスで利用できるサービスとは?メリットとデメリットもご紹介

デイサービスで利用できるサービスとは?メリットとデメリットもご紹介

 高齢になった親が自宅で一人で暮らしていると「ちゃんと栄養がある食事をしているのかな・・・」「頭を使ったり、身体を動かしたりして、心身の健康管理はできているのかな・・・」と不安に思うことはないでしょうか?
だからと言って、子の方も自分自身の生活があったり、親が遠くに住んでいたりと、様々な事情があって、できることは限られているかと思います。
そこで今回のコラムでは、自宅に住みながら、日中、施設に通うことで利用できるデイサービスをご紹介致します。

見守りサービスという選択肢も!

 

デイサービスとは?

デイサービスは、高齢者が施設に通って受けることができる通所介護です。高齢者自身の心身機能維持と向上、閉じこもりや社会的孤立の解消だけでなく、高齢者を抱える家族の介護負担軽減も目的としています。
デイサービスでは、食事、入浴、排せつなどといった日常生活上の世話や機能訓練などを日帰りで行ってくれます。しかも、基本的には施設のスタッフが自宅から施設まで送迎もしてくれます。
更に介護だけでなく、リズム体操、書道、生け花など利用者が楽しく通えるように、様々なリクリエーションが用意されています。 
施設によって、一日の過ごし方は様々ですが、以下が基本的な流れです。

時間 過ごし方 (例)
8:30 送迎

施設のスタッフが、福祉車両で自宅までお迎えに来てくれます。
送迎範囲は施設ごとに区域が分かれており、5~30分以内の送迎時間が一般的で、長距離の送迎とならないよう配慮されています。

9:30 健康チェック
施設に到着したら手洗い、うがいを済ませます。
その後、体温や血圧、脈拍のチェックを測定し、体調に異常がないか健康状態の確認を行います。
10:00

入浴
職員に介助してもらいながら入浴します。利用者は順番に入浴するので、待っている時は、機能訓練やリクリエーション活動などを行いながら待ちます。また、施設によっては寝たきりの状態でも入れる機械浴があるところもあります。

機能訓練
高齢者の身体的機能の維持・改善を目的とした訓練を行います。

12:00 昼食
栄養バランスが整い、高齢者でも食べやすいよう工夫のされた食事が提供されます。
14:00

レクリエーション
集団で行うもの、個別で楽しむものなど、リクリエーションに参加します。近所の公園やファミリーレストランなどに出かける『外出レクリエーション』を提供していることもあります。

15:00

おやつ
おやつを食べながら、利用者同士で交流を図ります。施設によっては『おやつリクリエーション』と言って、職員や利用者も一緒に、ゼリー、パンケーキ、お好み焼きなど、みんなで手作りのものを楽しむ企画を行っているところもあります。

16:00 送迎
施設のスタッフが、福祉車両で自宅まで送ってくれます。

 特に、高齢者が一人暮らしをしている場合、デイサービスでの栄養バランスや栄養価に配慮した食事は、住み慣れた自宅にできるだけ長く住み続ける上で大きな支えとなります。更に、他の利用者と交流し、食事を一緒にとることは、生活の上で大きな励みとなります。

(参照元:「デイサービス(通所介護)とは?気になる費用と利用手順を解説」2021年12月 綜合警備保障株式会社/「通所介護(デイサービス)とは2019年2月 健康長寿ネット/「デイサービス(通所介護)とは?費用や種類・内容、メリットなど」LIFULL介護) 

デイサービスのメリットとは

それでは、デイサービスに通うことは高齢者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?

1.心身の機能の維持と向上が期待できる
機能訓練やレクリエーションで体を動かし、脳を使うことで、心身の機能の維持と向上が期待できます。更に、デイサービスでは、健康チェックも行ってくれるため、体調管理の役割も果たしてくれます。
特に一人暮らしをしている高齢者は、デイサービスのスタッフや利用者と触れ合うことでことができ、孤立感の解消にもつながります。

2.利用者と家族の負担軽減につながる
高齢の親と同居して介護をしている場合、ほとんどの人が何らかのストレスや負担を感じているかと思います。親がデイサービスを利用している間は、自分の時間を安心して自由に使うことができるため、介護の身体的、精神的負担を減らすことができます。
また、親が一人暮らしをしている場合でも、親がデイサービスを利用していれば、異常があった時に知らせてもらえるので、安心感を得ることができます。
また利用料は、介護の認定度、利用時間、デイサービスの規模にもよりますが、だいたい1日¥1,000~2,000と、有料とは言えとてもリーズナブルです。

3生活の質(QOL)が高まる
定期的にデイサービスに通うことで、「ひきこもり」を防ぐだけでなく、身だしなみに気をつけたり、生活のリズムを整えることにもつながります。高齢になると、家族以外とコミュニケーションをとることが少なくなり、緊張感のない生活は老化を促進すると言われています。デイサービスに通うことで、スタッフや他の利用者など、今までに会ったことのない人達とのフレッシュなコミュニケーションは、生活にメリハリを与えてくれます。
現在、デイサービスでは、様々なレクリエーションを提供されており、利用者の通い続けるモチベーションになるよう工夫がされています。デイサービスでの活動がきっかけで、新しい趣味や生きがいを見つける人もいるそうです。例えば、100歳の利用者が、なんと90歳を過ぎてからオセロを始めたというようなお話もお伺いします。
また、高齢者の入浴は、滑る、段差で転ぶ、ヒートショックに合うなど、多くの危険が伴います。ですので、高齢者自身も「安心して入浴できない・・・」、またその家族も「誰かが見ていないと不安・・・」という悩みを抱える方が多くいると言います。デイサービスでは、介護スタッフによる入浴サービスが提供されているため、安心して入浴することができ、また介護する家族の負担を減らすことにもつながります。

(参照元:「デイサービスのレクリエーション代表例15選!盛り上がるレクのコツも解説」2022年9月/「デイサービス(通所介護)とは?一日の流れやサービス内容、費用やメリットを解説」2023年8月 フランスベッド株式会社/ 「デイサービスってなに?費用からメリット・デメリットまで解説!2018年11月あなぶきの介護)

デイサービスのデメリットとは

このように手厚いケアをしてくれるデイサービスですが、気をつけたいデメリットもあります。

1.合わない施設を選ぶと通所がストレスになる可能性もある
デイサービスは施設や、運営スタッフによって雰囲気や特色も異なり、親に合わない施設を選んでしまうと、通うことを拒否するようになる、ストレスから自宅にひきこもりがちになるという危険性があります。また他の利用者との人間関係が上手くいかない、などの悩みを抱える高齢者もいると言います。
高齢者の性格によっては、集団行動が苦手、社交的ということもあるかと思います。レクリエーションも、集団で行うもの、個別で楽しむものを中心としているなど施設によって提供しているものに特徴があります。
そこでお勧めしたいのが、事前にデイサービスを見学し、できたらその際、スタッフの方に質問や相談することです。
自宅から一番近い、空きがあるところなど、利便性だけで選んでしまうと、継続して通うことが難しくなる可能性があるので注意が必要です。

2.高齢者なら誰でもデイサービスに通えるわけではない
デイサービスは高齢者なら誰でも受けられてくれるという訳ではなく、『介護保険制度』で要介護1~5に認定された人のみです。たとえ90歳であっても『介護保険制度』で介護が必要なレベルであると認定されなければ、デイサービスを利用することができません。そもそも「『介護保険制度』の認定はどうしたら良いか分からない・・・」という方は、こちらの記事をまずはご一読ください。
>関連記事はこちら「一人暮らしの親でも利用できる介護保険適用のサービスとは

3.利用回数に制限がある
デイサービスは毎日利用できる訳ではありません。例えば、要支援1で利用できるデイサービスの回数は週に1~2回が目安となっていて、市町村によっては回数制限がある場合もあります。ですので、親が一人で暮らしている場合、毎日の安否確認をするにはデイサービス頼みでは不十分です。

 

毎日の安否確認には見守りサービスを

このようにデイサービスは、親の状況に合わせて適切な施設を選ぶことができれば、心身の健康維持につながります。
ですが、基本的には週1~2回程度の日中利用であるため、自宅で過ごす時間の方が長いです。そのため、親が実家で一人暮らしをしている場合、「元気に親が暮らしているのか毎日知りたい」と思っているとしたら他の対策もとる必要があります。
中には、「親にまめに電話をしている」「メールやLINEなどで毎日連絡をしている」という方もいるかもしれません。ですが、「忙しかったり、タイミングが合わなかったりして、さすがに毎日は安否確認ができていない・・・」という方がほとんどではないでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、見守りサービスの活用です。

お勧めは『ひとり暮らしのおまもり』

『ひとり暮らしのおまもり』は、日常生活で1日に1回は開けるトイレのドアなどにセンサーを取り付け、そこが一定時間開かない場合に見守る側のアプリに通知が行くことで、親の異変を気づくことができるという仕組みです。異常通知は5~18時間の間でアプリから自由に設定変更できます。ですので、例えばデイサービスに行っている間は、通知が届かないように8~9時間以上に設定することをお勧めします。

■『ケアウォッチ』があるとより安心!
『ひとり暮らしのおまもり』は、オプションで『ケアウォッチ』をつけることができます。「急に胸が苦しくなった」など具合が悪くなった時、親が『ケアウォッチ』の左右についているボタンを同時に押すと、見守る側のスマホに大きな音でアラートを送ることができます。また『ケアウォッチ』は緊急時だけでなく、親の日々の活動をより詳しく把握することができます。例えば、見守る側のアプリで『到着通知』『外出通知』をオン・オフにできるので、親が『ケアウォッチ』を身に着けていれば、無事にデイサービスに出かけた、また自宅に戻って来たことを確認することができます。


■月額費用がリーズナブル
現在、様々な見守りサービスがありますが「毎日の安否確認にあまり月額コストをかけたくない・・・。」と思われるのではないでしょうか。『ひとり暮らしのおまもり』は、初期費用なし、月額770円(税込み)と手軽に始められるサービスです。オプションのケアウォッチも月額330円(税込み)でつけることができます。

遠くに住んでいる親が元気に暮らしているのか、毎日さりげなく見守ることができる『ひとり暮らしのおまもり』を検討してみてはいかがでしょうか?

ひとり暮らしのおまもりHP

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