『介護士』『介護福祉士』の違いとは?有資格者・無資格者それぞれに依頼できる内容を解説

『介護士』『介護福祉士』の違いとは?有資格者・無資格者それぞれに依頼できる内容を解説

高齢の親が実家で一人暮らしをしていると「今は自立した生活ができているけれども、将来的に介護が必要になった時はどうしよう・・・。」と不安に感じたことはないでしょうか?
介護の専門家に今まで依頼をしたことのない場合「そもそも『介護士』『介護福祉士』はどう違うの?」「何をどこまでお願いできるの?」と基本的なことを知らないという方も多いかと思います。
そこで今回のコラムでは、今まで家族の介護に携わることがなかった方向けに、『介護士』『介護福祉士』の違い、そして有資格者・無資格者それぞれに依頼できる内容を解説します。


見守りサービスという選択肢も!



『介護士』『介護福祉士』の違いとは?

『介護士』とは、介護の仕事に従事している方を意味する一般名称であり、特に資格のある・なしを意識した言葉ではないので、介護施設のスタッフやホームヘルパーなど介護の仕事に従事している方であれば誰でも『介護士』と名乗ることができます。
介護職についている方の総称として、他に『 ヘルパー』『介護職員』『介護スタッフ』などがあります。
一方『介護福祉士』は、介護に係る一定の知識や技能を習得していることを証明する国家資格です。
つまり、『介護士』と呼ばれている人には実は無資格者から有資格者まで含まれています。それでは、どうすれば介護士の専門性の深さを知ることができるのでしょうか?

 (参照元:「介護福祉士とヘルパーとの違いは?介護士との違いも解説します!2023年5月)(「介護福祉士とは公益社団法人 日本介護福祉士会)

『介護士』の専門性の深さを知るには?

介護士の専門性の深さを判断する基準として、資格があります。ですが、実のところ介護の世界には、現在50以上もの資格があると言われており、民間のものから、国家試験まで幅広くあります。ここでは、介護を依頼する側として知っておくべき基本となる3つをご紹介したいと思います。

資格名 資格概要・目的 対象者 受講資格 受講期間
初心者研修 介護職の入門資格で介護の基礎的な知識やスキルを身に着ける。
座学では基礎的な介護の知識や介護過程の理解、生活援助や排泄介助、入浴介助など介護 演習によって実践的な介護技術を身につける。
これから介護業界で働く未経験者。
介護職の経験が浅く、正しい介護の基本を身に着けたい方。
学歴や年齢、資格、実務経験などの受講資格の制限はない。 受講時間は130時間と定められいて、14日~3カ月程度が受講期間の目安。
 実務者研修 介護の基礎的な知識やスキルを学ぶ介護職員初任者研修のワンランク上の資格。
「介護過程の展開」、「医療的ケア」などより専門的な分野を学び、実践的な知識や技術を身につけ、介護現場のリーダー的存在として質の高い介護サービスの提供者を目指す。

 介護職の経験はあるものの無資格の方。
介護福祉士の受験資格がほしい方。
訪問介護事業所でサービス提供責任者として活躍したい方。
学歴や年齢、資格、実務経験などの受講資格の制限はない。
介護職員初任者研修を修了していない方も受講することができる。
全カリキュラム20科目(合計450時間)を学び、無資格者の場合は6カ月~1年程度が受講期間の目安。
介護福祉士 「社会福祉士及び介護福祉士法」によって定められた国家資格。
介護職唯一の国家資格であり、介護に関する知識と技術を備えたエキスパートとして質の高い介護を提供。また、他の介護職員への指導、利用者・家族の相談などを行い、職場のリーダーや管理者として必要な資格。
実務経験3年+実務者研修終了。 以下3つのルートのいずれか。
・介護現場で3年以上・540日以上の実務経験を積み介護福祉士実務者研修を修了
・養成校を卒業
・福祉系高校を卒業
左記いずれかのルートを経た後に介護福祉士国家試験を受験し、合格を目指す。

(参照元:「介護・福祉の資格一覧(50種類)取りやすい資格や難易度を解説」2022年8月)

「初心者研修」と「実務者研修」は、厚生労働省が示す指針の下、各都道府県から指定を受けた養成校が実施する研修を受講し、修了試験に合格することで得られます。一方、「介護福祉士」は数ある介護関連の資格の中で、唯一の国家資格です。
確かに「有資格者の方が安心」と思われるかもしれませんが、親の状況によっては、必ずしも有資格者のサポートが必要ではない、もしくはそもそも介護保険などが適用とならず、受けられないということもあります。
依頼する側として知っておきたいのは、介護士が有資格者、無資格者によって頼める内容が異なるということです。

有資格者・無資格者それぞれに依頼できることの違いとは?

有資格者と無資格者の大きな違いは、高齢者の身体に直接触れる介護サービスを提供できるか、できないかにあります。
例えば、有資格者は食事の介助、入浴や排せつなどの身体介護を提供することができますが、無資格者にはできません。身体介護を行うためには、先にお伝えした表にある『初任者研修』以上の資格が必要となります。
「だとすると、やはり無資格者に依頼するのは不安・・。」と思われるかもしれませんが、一人暮らしをできるくらい自立した高齢者の場合、そもそも介護保険が適用とならず、資格者にサービスを依頼できない可能性も高いです。

>関連記事はこちら「一人暮らしの親でも利用できる介護保険適用のサービスとは

高齢者が増える中、生活が多様化し、一人で生活をしている高齢者も増加傾向にあります。そのような状況の中、「生活のちょっとしたお手伝い」が必要な場面も増え、無資格の介護士が支えているサービスも増えてきました。それでは、具体的にどのようなサービスを無資格の介護士に依頼できるのか、ご紹介したいと思います。

・掃除や洗濯といった家事のサポート
・食事の調理や買い物のお手伝い
・デイサービスセンターなどへの送迎業務
(参照元:「ヘルパーの仕事は資格なでもできるの?レバレジーズメディカルケア株式会社 2023年5月)

 一人暮らしができるくらい自立している方は、有資格者が提供するような入浴や排せつよりも、このような身の回りのサポートが必要という状況ではないでしょうか?むしろ、まだヘルプを依頼するほどでもないという方も多いかもしれません。
「高齢の親が一人で元気に暮らしているとはいえ、万が一のことが心配・・・。かといって、毎日、メールや電話で確認する時間も自身の生活があり、難しい・・・。」というような方にお勧めしたいのがシンプルで手軽に始められる見守りサービス『ひとり暮らしのおまもり』サービスです。

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『ひとり暮らしのおまもり』ご利用者様の声

 最後に、高齢の親を抱える実際の利用者の声をいくつかご紹介したいと思います。

👤「安心できます」

見守る方 60歳  男性
見守られる側 87歳 女性
 センサーの設置場所 トイレのドア
導入したきっかけ 離れて住む高齢の父親を見守れるサービスを探していましたが、カメラを使用するような見守りツールは本人が嫌がるので、困っていました。
利用した感想 センサーで生活が分かるというのはシンプルですが合理的で、使用してみると、父が元気な間はこれで十分だと感じました。

👤「監視されている感じがしない」

見守る方 50歳 男性
見守られる側 78歳 女性
 センサーの設置場所 洗面所のドア
導入したきっかけ 実家の父が亡くなり、母が一人暮らしになったので利用しようと思いました。
利用した感想 本人に「必要な時しか連絡が来ない」ということを教えたので、あまり監視されている感じはなくていいと言ってました。


👤「使い方が簡単でした」

見守る方 52歳  男性
見守られる側 72歳 女性
 センサーの設置場所
台所付近のコンセント
導入したきっかけ 同居しているが、私は母が就寝中に出勤するので起床を確認するのに利用しようと思いました。また、出張等にて家を離れることが多くなりそうなので、利用しようと思います。
利用した感想 使い方が非常に簡単でした。


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