コロナ禍で多くの家族が、一人暮らしをする高齢の親に会えないということを経験しました。そのような背景から、見守りサービスへのニーズが急速に高まりました。2021年に行われたリサーチ結果によると、高齢者見守りサービスの市場規模は2020年に262億円であったのに対して、2030年には381億円に拡大する*と予測されています。
このように見守りサービスの裾野が広がるにつれ、サービスのあり方において、様々な課題が見えてきました。特に最近よくお伺いするのが、「親に見守りサービスを勧めたけれど、『年寄り扱いしないで欲しい!』と反対された・・・。」「さりげなく親のことを見守りたいけれども、どのようなサービスを選んだらよいかわからない・・・」といったお悩みです。
そこで、今回のコラムでは、親にバレずにこっそり『見守りサービス』を始めるポイントをご紹介致します。
(*参照元:2021年版 高齢者見守り・緊急通報サービス 市場動向とニーズ調査 2021年 株式会社シード・プランニング)
親にバレずにこっそり『見守りサービス』を始める5つのポイントとは?
親にバレずにこっそり『見守りサービス』を始めるには、とにかく「目立たない」ことです。それには以下5つの条件を満たす見守りサービスを選ぶことがポイントとなります。
1.初期工事が必要ない
見守りサービスを開始する際、見守られる側の自宅に工事が必要なサービスだと、たとえ留守の時を狙って工事をしても、親に隠し通すことは不可能だと言えます。そこで、工事が不要なサービスを選ぶことが大前提となります。
2.設置が10分以内で完了する
見守りサービスを開始するには、工事が不要であっても、何らかのデバイスを設置しなければなりません。設置作業にかかる時間が長ければ長いほど、親にバレるリスクが高まります。そこで、長くても10分以内に設置が完了するサービスを選ぶことが重要です。
3.見守りに必要なデバイスが目立たない
カメラやセンサーなどのツールが目立つ大きさやデザインだと、あっという間に親にバレてしまいます。そこで、親が気づかないくらいのサイズ感と家具に馴染むさりげないデザインであることがポイントです。
4.見守る側だけで契約できる
見守られる側の親でないと契約ができなかったり、親の署名や捺印が必要になると、こっそり契約することは不可能です。ですので、見守る側だけで申込みができるサービスであることも選定する際の重要な条件です。
5.異常があった時の通知が見守る家族に届く
異常があった場合に、セキュリティ会社などのスタッフが駆けつけてくれるサービスがありますが、もし親に知らせずに契約していた場合「どうして?誰が何で来たの??」と驚いてしまいます。
そこで、異常通知が見守る側に届くサービスであれば、異変があった時に家族からさりげなく「何かあったの?」と連絡をし確認することができます。
親にバレずにこっそり始められる『ひとり暮らしのおまもり』とは?
「とはいっても、そんな条件を満たした見守りサービスはあるの?」と思われるかもしれません。
『ひとり暮らしのおまもり』は、上記5つの条件を満たした見守りサービスです。しかも、家庭のお役立ちサイト『家事タウン』で「高齢者見守りサービスおすすめ比較!後悔しない選び方を徹底解説」で2023年『センサー型見守りサービスおすすめ6選!』に選ばれました。
それでは、なぜ『ひとり暮らしのおまもり』は親にバレずに始められるのかというと・・・
1.初期工事が必要ない
『ひとり暮らしのおまもり』は、初期工事不要です。実家にWi-Fi環境さえあれば、デバイスの設置だけでサービスを直ぐに開始できます。
>関連記事はこちら:「『ひとり暮らしのおまもり』サービスを導入するにあたって必要なものとは」
2.設置が10分以内で完了する
『ひとり暮らしのおまもり』は、実家に設置したデバイスと子のスマホにインストールした無料専用アプリを連動させるだけでサービスを開始できます。設置が必要なのは、ステーションとセンサーの2つだけです。ですので、実家での作業は10分もかかりません。
>詳しい初期設定方法はこちら
3.見守りに必要なデバイスが目立たない
『ひとり暮らしのおまもり』に必要なデバイスは「センサー」と「ステーション」の2つです。そのサイズは以下になります。
・センサー:35×35×8mm
・ステーション:51×30×10mm
2つとも手でつまめるくらいの大きさで、しかも目立たないようデザインも工夫されています。例えば、センサーの色はブラックとカッパーの2色展開で、実家の環境に合わせて家具に馴染む色をお選び頂けます。
実際、開発者がプロトタイプを実家に帰った際にこっそり寝室のドアに取り付けたところ、母親は全く気づかなかったと言います。
>関連記事はこちら:「開発者秘話・裏話②:『見守られる側』が「動かない時」に通知が行くシステムにした理由とは」
4.見守る側だけで契約できる
『ひとり暮らしのおまもり』は、見守る側だけの情報で契約をすることができます。(親・見守られる側が自分で契約することも可能)
>関連記事はこちら:「親でも契約できるの?『ひとり暮らしのおまもり』開始に必要なコトをご紹介」
5.異常があった時の通知が見守る家族に届く
『ひとり暮らしのおまもり』は、一定時間(5~24時間の間で変更可)、センサーの動きが無い時に見守る側のアプリに異常事態通知が届くシステムです。実際、先にご紹介した開発者も母親の動きがなかったことに気づき連絡をしたところ「具合が悪くて寝ていた」ということがあって、異常を知ることができたと言います。
>関連記事はこちら:「開発者秘話・裏話②:『見守られる側』が「動かない時」に通知が行くシステムにした理由とは」
万が一親にバレた時も解約が簡単で低コスト
もちろん、上記5つのポイントを満たしたとしても、親にバレる可能性は全くゼロではありません。そこで、気になるのは親にバレて「見守りサービスは必要ない!」と言われてしまった場合の解約コストかと思います。
『ひとり暮らしのおまもり』は、デバイス発送日から14日以内はお試し期間としてご解約が可能です。また、210日間(7ヶ月間)の最低利用期間が設けられてはいますが、初期費用がかからず、月額料金は770円(税込み)なので、最悪の場合でも、7カ月分の利用料金である約5,000円くらいの支払いで解約をすることができます。
親に内緒で見守りサービスを始めた人の割合は?
弊社が2023年に行った独自の調査によると、「説明せずに取り付けた」という人の割合は全体の20%でした。意外にも、親に話したところ「喜んでいた」という人の割合が最も高く30%でした。
思い切って親に話してから見守りサービスを開始してみる
親の性格にもよりますが、実は「子に心配をかけたくない・・・」と思って、不安な様子を見せない、もしくは強がっているということも考えられます。実のところ、一人暮らしをしている60歳以上の高齢者のうち、5割以上が孤立死(誰にも看取られることなく亡くなった後に発見される死)を身近な問題と感じているというデータがあります。このように、かなり高い確率で見守りサービスが、親のそのような不安を解消する可能性があるので、親に思い切って話してみるというのも一つの選択肢です。
そうは言っても「高齢の親に、どう切り出したら分からない・・・」という方は是非こちらの記事も参考にしてください。
>関連記事はこちら「見守りサービスを親に切り出すコツとは?子にしてほしいと思う親孝行をご紹介」
当然のことながら、見守りサービスは親が一人で生活している限り、持続的に見守りすることが重要です。親に見守りサービスを『伝える』か『伝えない』かは親の状況や性格に合わせて判断することがポイントとなるかと思います。見守りサービスの導入でお困りでしたら、是非お気軽にご相談ください。