高齢の親が一人暮らしでも安心して暮らせるために|帰省時にできること6選

高齢の親が一人暮らしでも安心して暮らせるために|帰省時にできること6選

久しぶりに帰省すると、「あれ、親が前より年を取った気がする…」と感じる瞬間はありませんか。元気そうに見えても、家の中の小さな段差や使いづらい家電、健康の変化など、離れて暮らしていると気づきにくいことは少なくありません。

とはいえ、限られた滞在時間の中で「何かしてあげたい」と思っても、何から手をつければいいのか迷ってしまうものです。そんなときこそ、帰省中にできるちょっとした工夫が役に立ちます。大がかりな準備をしなくても、ほんの少し気を配るだけで、親の暮らしをぐっと安心に近づけることができます。

このコラムでは、高齢の親が一人暮らしでも安心して暮らせるように、帰省時にできることを6つにまとめて紹介します。「何かしてあげたいけれど時間がない」「どこをチェックすればいいのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

見守りサービスという選択肢も!

掃除や片付けを手伝う

高齢になると、掃除や片付けが負担に感じられたり、足腰の弱りから動きづらくなったりするため、部屋が散らかりやすくなります。 視力の低下で細かい汚れに気づきにくくなることもあり、久しぶりに帰省すると「前より散らかっている気がする」と感じることも少なくありません。

そんなときは、次のようなポイントを意識しながら、掃除や片付けを一緒に進めてみると安心です。

負担の大きい場所を一緒に片付ける高い棚・低い場所・重い物の移動など、身体に負担がかかる作業を中心にサポートします。

床に物が置かれていないか確認する: つまずきや転倒の原因になるため、動線上の物を一緒に整理します。

掃除が行き届きにくい場所を手伝う:換気扇、窓の桟、家具の裏など、視力や体力の低下で手が回りにくい場所を中心に掃除します。

収納の見直しを一緒に行う:よく使う物を取りやすい位置に移動するなど、無理なく続けられる収納に整えると生活が楽になります。

ただし、手伝い方には少し注意が必要です。「なんで散らかっているの?」という言い方をすると、できていない部分を指摘されたように感じてしまい、「自分でやるよ」と反発されることがあります。 

>関連記事はこちら『高齢の親が片づけられない理由とは?事例から考える最適な片づけ方法

健康状態をさりげなく確認する

帰省したときは、親の健康状態をさりげなく確認し、ひとりでは難しいことがあれば手伝ってあげるようにすることをおすすめします。
たとえば、以下のような点を見ておくと、日常の変化に気づきやすくなります。

  • 食事量・睡眠・体重の変化がないか以前より食が細くなっていないか、寝つきや睡眠時間に変化がないかを自然な会話の中で確認します。

  • 薬の飲み忘れが起きていないか:薬の置き場所や残数を見るだけでも、飲み忘れの傾向が分かります。

  • 通院状況や次回の予約を把握できているか:「最近病院どう?」など軽い会話から、通院の頻度や受診内容を把握できます。

  • 気になる症状があれば、一緒に病院へ同行する:本人が「大丈夫」と言っていても、気になる変化があれば同行すると安心につながります。

  • 視力の低下がないか、眼鏡が合っているか(新調が必要か):テレビに近づいていないか、新聞を読む距離が変わっていないかなど、日常の様子から気づけます。眼鏡が合っていないと転倒リスクも高まるため、必要に応じて眼科や眼鏡店に一緒に行くとよいでしょう。

心配のあまりいらいらしたり、無理に聞き出そうとしたりしないように気を付けましょう。雑談の中で「最近よく眠れてる?」「ごはんはちゃんと食べられてる?」など、自然な流れで話題に触れると、親も構えずに話してくれるでしょう。

>関連記事はこちら『「高齢になった親とのコミュニケーションが上手くいかない・・・」の原因と対処方法

生活動線の安全チェックをする

高齢者の転倒リスクは、ケガにつながる大きな要因です。 帰省したタイミングで、家の中の生活動線を帰省の際に確認しておくと、日々の安全性を高めることができます。

まずは、次のポイントを中心にチェックしてみましょう。

● 玄関・廊下・トイレ・浴室に段差や滑りやすい箇所がないか:ちょっとした段差や濡れた床は転倒につながりやすいため、危険がないかを確認します。

● 夜間の移動に必要な照明が足りているか:暗い廊下やトイレまでの動線に照明が不足していると、つまずきの原因になります。 人感センサーライトの設置も有効です。

● 手すりの必要性(特にトイレ・浴室):立ち座りや浴室の出入りが不安定になっていないかを見て、必要であれば手すりの設置を検討します。

親によっては「年寄り扱いしないで」「まだ大丈夫」と言われてしまうこともありますが、 「ちょっと気になったから一緒に見てもいい?」 など、相手のプライドに配慮した声かけをすると、無理のない範囲で整えることができて安心です。

>関連記事はこちら『高齢で一人暮らしになっても自宅に住みたい!『介護予防』の活用方法とは

家電・設備の状態を点検する

家電や設備の故障、使いづらさは生活の質を下げるだけでなく、思わぬ事故につながることもあります。 帰省したタイミングで、普段なかなかチェックできない部分を一緒に確認しておくと安心です。

たとえば、次のような点を見ておくとよいでしょう。

  • 冷蔵庫・電子レンジ・給湯器などの動作確認:使い方が複雑な家電は、設定を見直すだけで使いやすくなることがあります。

  • リモコンの電池交換:電池切れのまま放置されていることも多いため、まとめて交換しておくと安心です。

  • 火災報知器の電池残量:高齢者の一人暮らしでは特に重要なポイントです。作動確認もしておきましょう。

  • エアコンのフィルター掃除:フィルターが詰まっていると電気代が上がるだけでなく、体調にも影響します。

  • 使いにくそうな家電の設定をシンプルに変更:ボタンが多くて操作が難しい場合は、よく使う機能だけに絞って設定すると負担が減ります。

無理に全部を点検しようとする必要はありません。 避けたいのは、「こんなに古いのにまだ使っているの?」といった否定的な言い方です。 「これ、ちょっと動きにくくない?」「一緒に見てみようか」など、サポートする姿勢で声をかけると、親も安心して任せてくれます。

買い物・重い家事まとめてサポート

高齢になると、日常の中で負担が大きい作業が少しずつ増えていきます。帰省したタイミングで、そうした重い家事をまとめてサポートしてあげることで、高齢の親の体力的な負担を軽減できます。

たとえば、次のようなサポートが喜ばれます。

まとめ買いの付き添い:重い荷物を持つのは負担が大きいため、一緒に買い物へ行くだけでも喜んでもらえます。

大きな家具の移動や模様替えの手伝い:季節に合わせて家具の位置を変えたいと思っていても、高齢の方にとっては大仕事です。帰省時に安全に動かしてあげると、とても助かります。

電球交換や高所のちょっとした作業:踏み台に乗るのは転倒リスクが高いため、電球交換やカーテンの付け替えなどは代わりに対応してあげると安心です。

衣替えや季節用品の出し入れ:布団や季節家電の出し入れは重労働です。
押し入れやクローゼットの高い位置にあるものを入れ替えてあげると負担を軽減できます。

「なんでまだやってないの?」という言い方をすると、生活の仕方を否定されたように受け取られ、余計なお世話だと思われてしまうことがあります。「これ一緒にやろうか」「腰痛めるから持つよ」など、さりげなく手を差し伸べるような声かけをすると、無理なく頼ってもらいやすくなります。

地域のサポート窓口を確認しておく

いざという時に頼れる先があると、高齢の親も離れて暮らす家族も安心して過ごすことができます。 帰省したタイミングで、地域にどんな支援があるのかを一度確認しておくと、困った時にすぐ動けるようになります。

たとえば、次のような窓口やサービスをチェックしておくと安心です。

● 地域包括支援センター:介護や健康、生活の困りごとを幅広く相談できる総合窓口です。 担当エリアが決まっているため、親の住所に対応するセンターを把握しておくと安心です。

● 配食サービス:栄養バランスの取れた食事を自宅まで届けてくれるサービスです。 安否確認を兼ねているところもあり、ひとり暮らしの高齢者には心強い支援になります。

● 見守りボランティア: 地域のボランティアが定期的に声かけや訪問をしてくれる取り組みです。 日常的なつながりができることで、孤立の防止にもつながります。

● 介護保険サービスの相談窓口:介護保険の申請やサービス利用について相談できます。 「まだ介護は必要ない」と思っていても、制度を知っておくだけでいざという時に慌てずに済みます。

● 近所の方とのゆるやかなつながりの確認:顔見知りの方が一人でもいると、ちょっとした異変に気づいてもらえることがあります。 無理のない範囲で、挨拶や近況を共有しておくと安心です。

地域のサポート体制を把握しておくと、離れて暮らしていても見守りの輪が広がり、家族としての安心感が高まります。

(参照元:『介護の相談はどこにすれば良い?介護サービス利用までの手順

見守りサービス・防災対策を一緒に検討する

高齢になると、日常生活だけでなく、防災やセキュリティ面での不安も少しずつ増えていきます。 帰省したタイミングで、見守りサービスや防災対策を一緒に見直しておくと、親御さんの安心につながり、離れて暮らす家族にとっても心強い備えになります。

たとえば、次のようなポイントを確認しておくと安心です。

緊急時の連絡方法(スマホのショートカット設定など):ワンタップで家族に連絡できる設定にしておくと、いざという時に慌てずに済みます。

非常食・水・懐中電灯の補充 :賞味期限の確認や不足分の補充を一緒に行うことで、災害時の備えが整います。

家の鍵・合鍵の管理方法:どこに保管しているか、誰が持っているかを共有しておくと、緊急時の対応がスムーズになります。

見守りサービス:現在は、電話での会話型、カメラを使わないセンサー型、緊急通報型など、さまざまな見守りサービスがあります。
親の性格や生活スタイル、そして予算に合わせて、どのタイプが負担なく使えるかを一緒に話し合ってみるのもよいでしょう。

見守りサービスや防災対策の話題は、親御さんによっては「年寄り扱いしないで」と受け取られてしまうことがあります。
押しつけにならないよう、「親の負担を減らすため」「いざという時に困らないため」という視点で話すのがコツです。

>関連記事はこちら『高齢者見守りサービス、『誰』が見守る?家族で見守ることのメリット

帰省時に簡単に設置できる:センサー型見守りデバイス『ひとり暮らしのおまもり』

『ひとり暮らしのおまもり』は、工事不要・月額費用なしで使える買い切り型の見守りデバイスです。価格は11,440円(税込)と手頃で、気軽に導入しやすい点が特長です。

使い方はとても簡単で、冷蔵庫のドアなど日常的に必ず開閉する場所にセンサーを取り付けるだけです。一定時間開閉がない場合には、見守る側のアプリに通知が届く仕組みになっています。通知時間は5〜48時間の間で設定でき、親の生活リズムに合わせて無理なく使えます。

また、カメラを使わないセンサー型のため、室内の様子が見られてしまう心配がなく、プライバシーを守りながら見守れる点も安心です。 「監視されている感じが苦手」という親御さんでも取り入れやすいのが大きなメリットです。

たとえば「最近、食が細くなっている気がする」「生活リズムが心配」と感じたときでも、冷蔵庫の開閉状況からさりげなく異変に気づくことができます。直接確認しづらいことも、自然なかたちで見守ることができ、見守る側と見守られる側のどちらにも安心を届けてくれます。

帰省したときに、こうした工事不要の見守りサービスについて話してみるのも、さりげない見守りの始め方としておすすめです。

>関連記事はこちら『利用者インタビュー「母と離れて住んでいる私の気持ちが少し楽になりました」

  1. 工事不要の見守りサービス
  2. 落とし物防止に使われているIoT技術を採用
  3. 月額費用がかからず11,440 円(税込)と低額*

*オプションのケアウォッチをつけた場合、合計15,400 円(税込)

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